岡本太郎展と講演会「原色の呪文」と来年からのプロジェクト。運命?

絵画を観る際には何段階かのアプローチの仕方がある

・何も考えず感じたままを観る
・技法を細かく見る
・絵画に込められたメッセージを観る。

多分、これ以外にもあると思いますが。

ある程度の年齢の方が「岡本太郎」と聞くと
テレビ番組やCMのイメージが強いと思う。
奇抜な発言、爆発オジサン。
あとは大阪万博の巨大なオブジェ。

僕も成り行き?
で絵を描くようになる前はその程度のイメージしかなかった。
絵を描くようになって抽象画家の方々を知るようになった。
ジャクソンポロック、マナブ マベ、岡本太郎。
特に岡本太郎氏は出版物も手に入るものはすべて読んだ。

今回は大分での特別展と川崎ミュージアムのスタッフの方の講演会。
講演会前に「何も考えず感じたまま」で作品を見て回った。
平面作品と立体作品。どれもエネルギーに満ちている。
挑みかかってくる。鬼気迫る。ガツンとくる。
太陽の塔のバリエーション。
講演会までの時間を使って。

その後2時間弱の講演会。
とにかく面白い。講師の方のトークがとっても上手!
同氏の生い立ち、歴史上の人物ともいえるような偉人との関係。
芸術家になるべくしてなった人。海外経験が豊富で広い視野を
持っていた。
抽象画に込められたメッセージ。例えば「血のメーデー」を題材にした作品。
一見意味不明に描かれたものでも緻密にメッセージが織り込められていた。

太陽の塔の説明で僕はハッとした。

これは奇抜な塔ではない。宇宙の中心軸となる「生命の樹」なんだそうだ。
偶然にも僕が来年3月公開予定の舞台の題材がユグドラシル。
「世界樹」とか「宇宙樹」と呼ばれるもの。講演の内容を聞けば聞くほど
リンクしていく。知りたかった答えがつながっていく。
同展に呼ばれて来た気がした。

講演会の後、再度絵を見る。今度は込められたメッセージを考えながら。
深い知識と世の中に感じていた不条理に対するメッセージ。
ますます同氏の作品が面白く感じた。

芸術は観るもではない。創るべきものだ。

という
同氏の言葉が刺さった。

展覧会に行った次の日、ラジオを聴いていると
また岡本太郎氏の名前が耳に入ってきた。
70年前の12月太平洋戦争が始まった日、著名人はどんなことを
発言していたが?という内容だった。意外にも反戦的な発言は少数だったそうだ。
そんな中、海外経験があり広い視野をもっていた若い同氏は悲愴な発言をしていた。
社会の不条理に対する怒り。その後の創作の種火。

その後のラジオのニュースでは政治家の汚職事件の話(笑)
世の中の不条理に政治が全く機能していない。むしろその根源(笑)
表現者が最後の砦だと感じる。

来年はもっと爆発しようと思う。

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