ダンサーがダンサーに聞く「成功の秘密」と自己矛盾の苦しみ

今日のラジオ番組は僕がずっと知りたかったこと。
僕がリスペクトするダンサーの一人近藤良平さんに
直球勝負で質問します。
詳しいことはこちら
もう一つのほうのタレント版ブログで
さらっと書いています。

こちらの生き方版ブログは、僕の考え方とか
深い話を書くブログなので、今回の企画を通じて思索したことを
書いていこうと思います。

「ダンサーが成功するには?」
ダンスを仕事にする人達には共通のテーマだと思います。
僕自身もサンバダンサーとして活動して20周年目。
専業ダンサーとして起業して10年目の今、改めて
考える機会となりました。
一言で書いてしまうと、とっても漠然としたテーマです。
内容はそんなに単純ではないと思う。

共通だけど共通でない。それがこのテーマ。
分解してきます。

そもそも「ダンサーの成功」って何?
どうなったら「俺って、私って成功してる!」って思うようになる?
いろいろ成功の要素はあると思う。

・ダンスで稼ぎまくってる
・大きな仕事の依頼がくる
・有名で大きなステージや媒体に出演している
・レッスンやワークショップの生徒数が沢山いる
・自分のスタジオをもっている(維持してる)
・大きなタイトルを受賞している
・重要な役職についている
・誰でも知ってる有名人になっている
・誰でも知ってる有名人と仕事をしている

他にもあるかな?
ちなみに良平さんは成功してるって思ってるのだろうか?
僕は客観的に良平さんを見たら成功してると思ってしまう。
上記のいくつかに当てはまるから。
つまり、例えばミュージシャンとかと比べると
ダンサーが「成功している」という状態になるには
要素が複雑なんではないかなと。
それはダンス業界っていうのが、音楽業界と比べると
そこまで商業的に規模や判断基準がしっかりしてない。
例えば今月のヒット曲ランキング!ってのはあっても
今月のダンサーランキング!ってのはピンとこない。
仮にあったとしても「で?」って気分になる。

ここからは「自己矛盾の苦しみ」の部分に言及する。
成功の尺度を「お金」とか「生徒数」とかにすると
ダンサーは苦しくなるのではないだろうか?
またまた比較でミュージシャンだけど、曲の販売数とか
観客動員数とか楽曲やライブの売上げで
自分の立ち位置がわかりやすい。

ダンサーは?
僕の個人的な感想では…
お金稼ぎたいならダンサーなんて選ぶべきじゃないと思う。
生徒数を沢山抱えたいなら、ダンスのジャンルは慎重に
選ぶべきだと思う。

無論ミュージシャンだって、売れるために
演奏したくもない楽曲を作ったりするだろうけど。

今自分がやっているダンスが稼げる仕事なのか?
生徒が集まるジャンルなのかの基準で選んだり、悩んだりしてしまったら
なんとも限定されたダンスしか残らないのではないかと。
成功の尺度を「お金」、「生徒数」にするなら。
少なくとも…
サンバダンサーなんてやらんよね(笑)
でも稼ごうと思って起業するわけで…
10年やってみて悩みは尽きなかった。
その原因はこの自己矛盾。

去年の暮れ位からここ数週間。
この苦しみが少し和らいでいる。
この限定された尺度から自分を少し遠ざけたから。

うーん、
もっといろいろ書いておきたかったけど。
あと5分で出発しないと番組出演に間に合わない。

番組後、どんな心境になるのか?
また改めて書こうと思う。

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