サンバチームの練習会がクリスマスで休みに入りました。
今朝、スーパーに行くと大量の肉やら米やらを買い込む
お客さんでごった返していた。僕はいつも通り朝食のパンと果物くらいしか
買わないのですが。みんなクリスマスは家族と家で過ごすようです。
さっき、日本にいる僕の家族から写真が届きました(笑)
妻が料理に成功したと(笑)出国前に教えたラザニアの写真。
そのあとはワイン飲んでベロベロになったらしい。
子供から悲鳴が(笑)
さて、昨日は思い付きで予約したサンバのライブに行ってきました。
クリスマス前ですが、リオでは沢山のイベントライブが目白押しです。
あまり遠すぎず、高すぎず、面白そうなのを探しました。
Terreiro(テヘイロ=黒人宗教の教会)で、黒人奴隷文化にふれながら
音楽を楽しみましょう!的なのが、僕に刺さったのでさっそく予約。
どんだけ濃いんだろう?当日券も残ってた。しかもお手頃。
そんなに近くではないけえど。
BatuQ(バトゥーキ)というグループらしい。
Penha(ペニャ)という、ちょっとだけ郊外にいった町です。
前々日にいったLearengo(レアレンゴ)ほど田舎ではない。
初めて降りる駅でしたが、幸いスタートが早いので明るいうちにいけました。
っていうか、昼間はビーチで身体焼いて、
2時間遅れくらいで会場に行きました(笑)
すっかりブラジル時間が板についてる。
行ってみたら…ちょっと思ってたんと違う!いい意味で。
客層が小ぎれい。
アッパークラスというわけではないけど、
それなりに身なりの整ったひとばかり。
会場もキレイ。テヘイロっていうから、もっとドロッとした
ところで儀式的なやつかと思っていた(期待してた)
BatuQというパゴージ専用ライブ場でした。
とってもあか抜けてて、
壁画?がめっちゃ綺麗!
そして僕が到着して5分くらいしたらライブが始まりました。
めっちゃ良いタイミング!
それまでは長々とDJタイムだったらしい。
かぶり付きでみられる一番良いポジションをゲットしました。
パゴージスタイルのサンバです。
これぞリオの日常に溶け込んでいるサンバ。
リオの方がサンバといったらこっちを指す。
カーニバルのほうのサンバはエスコーラ ジ サンバっていうて
特定のカーニバル時期に行われるものっていう認識。
演者も会場も一体となって歌います。
これぞサンバで繋がる真骨頂!
音もグルーヴも最高です!
パゴージスタイルはサンバの曲とどんどん
繋いで、メドレー的に歌っていきます。
名曲がくると、観客の興奮も最高潮になります。熱気がすごい!
なんかこう…これはこれでサンバという名を使った儀式にも思えてくる。
テヘイロ(教会)と名前を付けてるのもわかる。
とても不思議な感覚。
エスコーラ ジ サンバ(サンバーチーム)の練習会で
他のダンサーと面と向かって踊った時もそう。
このライブの時に演者と観客と一緒にサンバに浸った時もそう。
自分の中心にあるエネルギーと他の人とのエネルギーが
一体になる事を試されてる感覚。
「サンバで一体になれてるよな?」とお互い確認している感覚になった。
自分たちのルーツやアイデンティティを、サンバを通じて
お互い確認しあっている。コムニダージ(コミュニティ)の結束を
サンバで確かめ合っている。この感覚がサンバの基盤となっている。
それは人同士の結束であったりオリシャ(サンバの基盤をなす黒人宗教の神々)との縁
であったり。ワンネスを確認することで、苦難も前向きに乗り越えられる。
お互いが元々一つの存在だと感じられれば
安心感が生まれて、笑顔も自然とわいてくる。
サンバを通じたファミリアになれるということなんですねー
ちなみにこのイベントはこの後も続いていましたが、
僕は早めに撤収。ワンチャン、ラパでやってるモノブロコというバンドの
ライブも見られないかな?と思って移動。
チケットは売り切れてましたが、ダフ屋から買えないかな?と。
定価の3倍!うーん。またの機会に。過去2回くらい見てるし。
映りは変ですが、ラパの街もサンバであふれてます。
一杯だけ飲んで、
バスで地元のヒオコンプリドに帰ってもサンバであふれてます。
朝起きてもサンバが聞こえてくる。
リオに居るんだなーとしみじみ思う。
そんなイブでございます。