動物的感覚を鋭くしていく。行動するタイミングを逃さない。

ブラジルに住んだことがある人ならわかると思いますが、
日本とは違って、ブラジルは全てにおいて思い通りにいかない国です。
細かいご説明とか、ご案内とか、お知らせってものは無いし、
仮にあったとしても全然あてにならないし、誰か係の人に聞いても
適当に言われたり、知らん!とか言われたりします。

例えば地下鉄に乗ろうとしてホームに降りようとすると
階段が封鎖されてる。別の階段使えと。別のところ行ってみると
そこも封鎖。よくよく見たら全部封鎖。
結局、反対方向の電車にのって、別の駅で行きたい方向の電車に
乗り換える。わかりずらい。

品物を探してて、店員に聞いても面倒くさそうにあっちだと
言われるだけで、なんだかよくわからん。
ので、別の客に聞いたら教えてくれたり。
日本みたいに御案内しますとか言って、付いてきてくれたりしない。

物事が時間通りに始まらないのは当たり前。
昨日は最高峰のサンバチーム Unidos da Tijucaというエスコーラに
行ってきました。路上練習会ensaio da rua があるからと。
集合は19時に練習会場だと案内があった。

まぁ、19時に行っても誰もおらんだろうなと思って
昼寝をしてたら寝過ごした19時40分とか。
大概は焦るだろうけど、
多分ちょうどいいくらいかなと。
そこからバスを調べて、身支度して出発。

どのバス停で降りたらよいか、大体しか覚えてなかったので
運転手さんに近づいたら声掛けしてもらおうとか思った。
20時過ぎ。バスに乗ろうとするとUnidos da TijucaのチームTシャツ来た人が
乗り込んできたのでラッキー。っていうか、この人も大幅に遅刻してる(笑)

とクアドラ(練習会場)についたけどみんなダラダラしてる。
あれ?路上だよね?と思ったので近くのおじさんに聞いてみる。
みんなで一緒にいくよ。と言われたけど、誰も動かない。
おしゃべりばっかり。パシスタも遅れてきたり。
観光客の一団と写真とりまくったり。


そもそもどこの路上でやるのか
わからなかったので、みんなについていくしかないのだけど。
チジューカの路上練習を見るのは初めてだったので。
観光客の一団がガイドさんに連れられて、どこぞに移動してるので
着いて行ってみる。練習会場の裏口から出る。


うん、これは初めてならわからない。
ここか?と思っても、さらに歩く。
やっと到着。22時くらいからやっと始まった。
今季のチジューカの一番最初の路上練習会が見られた。

はい。
誰も詳しくなんて案内してくれません。
してほしいならガイド料はらってツアーに参加するとか。
もちろん有料


帰りもバスの番号は確認したけど
どっから乗るのか判然としない。グーグルマップも
実際とは一致しない。
けど、運転手さんに聞いて、近くなったら教えてくれと伝えて
のればいい。たまに忘れられるけど。


日本ではマニュアルや案内板、エスカレーターの乗り降り
電車の乗り降り、バスの行先やら時刻案内やら
ありとあらゆることで、利用者が脳みそを使わなくていい
ように整備されてる。されてないとクレーム。
ブラジルはありません。あっても適当。
自分の動物的な勘と流れに乗る行動力が必要なのです。

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